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2023年6月5日

子どもの「食べる」と窒息について考える シリーズ3 離乳食あるある神話

ブログ

子どもの「食べる」と窒息について考える シリーズ3(改題しました)

 

巷の離乳食あるある神話について、どうしても伝えておきたいことを3つ書きます。

 

<番外編だけど大事なこと その1>

自分で食べる経験をさせる上で、とっても大事なこと。

それは、「自分で食べる」を経験するならば、たくさん食べない時期から始めるのが絶対に安全だということです。

 

離乳食をスプーンで与えられている赤ちゃんが、ある程度の量を食べられるようになってから手づかみ食べを始めると、危険なことがあります。

自分は上手に食べられると思っているのか、無理なひと口を噛み取ったり、口の中いっぱいに詰め込んだりしてしまう子がいて、とても危ないのです。

実際私たちのクリニックには、ごはんをたくさん詰め込んでしまうといったご相談がたくさん寄せられます。

 

このようなケースの対応として、口に入らないくらい大きな塊で硬いものを自分で食べる経験をしたり、決してちぎれない大きなドライフルーツ(砂糖コーティングのないりんごやマンゴーがおすすめ)をガムのように噛んだりといった練習をしてもらいますが、軌道修正に時間がかかることが多いです。

だから、自分で食べる練習を始めるなら、ぜひたくさん食べないうちからチャレンジしてください。

その方がみんな、慎重に丁寧に食べものを観察しながら、少しずつ食べるんですよ。

具体的なやり方を知りたい場合は、神奈川県立こども医療センター偏食外来のパンフレット「いつから・なにを・どのようにたべる?」を参考にしてみてください。

また、当院ホームページの育児コラム「手づかみ食べのススメ」では、自分で食べているお子さんの動画をご覧いただけます。

※厚労省の授乳・離乳の支援ガイドに書かれている「手づかみ食べは9か月ごろから」の根拠を、私は未だに見つけられません。(この根拠を教えてほしいと数年前に厚労省に電話で問い合わせたけれど、まだ回答がありません)
小児科医が多用する発達指標には生後6か月ごろから自分で食べると書かれていますし、実際自分で食べているお子さんが私の周りにはたくさんいるのです。

 

<番外編だけど大事なこと その2>

離乳食あるあるの「何でも加熱すれば安心・安全論」について。

果物と野菜は、実際には赤ちゃんでも生で食べられます。

よく「生の果物や野菜は窒息しやすい」と言われますが、残念ながら生でも加熱しても窒息は起こります。

確かに柔らかくペーストにするならば加熱調理した方が調理しやすいし食べやすいのですが、ペーストだから窒息が予防できるのではありません。

実際には、ペースト状の食事でも窒息が起きています。

後編のりんごで語り尽くしましたが、同じ食材でも、大きさ、形、硬さが変われば食べ方を変える必要があるのです。

加熱すれば安心とか、絶対に生では与えてはいけないとか、何を食べたかについて議論になりがちですが、子どもの「食べる」を語るならば、もっと多角的な視点で考えなくてはならないと思います。

また、衛生面への配慮を考えても、大人が生のまま食べる果物や野菜は、清潔な調理器具を使えば赤ちゃんにもそのまま出してOKです。

だってここは、超衛生的な日本国ですから。

 

もう一つ、加熱すればアレルギーになりづらい論も、果物と野菜ではほぼ当てはまりません。(キウイは加熱すると抗原性が弱まるため、ホンモノのキウイアレルギーさんは生はNGでジャムはOKという方がいるようです。アレルギーは専門ではないため、間違っていたら指摘してください)

 

<番外編だけど大事なこと その3>

保育園入園時には、必ず食べたことのある食材リストを提出します。

リストの目的は、その食材に対して重度のアレルギーがないことを確認することのみです。

○がついているからといって、その子がその食材の食べ方を知っているわけではない。

このことを大人側がよく理解しておかなくてはなりません。

 

一旦ここまでで終了です!

実はまだまだ言い足りないことがあるので、近いうちに続編を投稿します。

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子どもの「食べる」と窒息について考える シリーズ2 赤ちゃんと「りんご」の関係 向きぐせと頭の形

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