小児科一般診療・担当医

かるがも藤沢クリニックでは、以下の患者さんを対象に保険診療しております。
小児・中学生までの方
・医療的ケアや障がいをお持ちの高校生までの方
成人・授乳相談(卒乳相談は自費です)
・授乳中の母親の内服相談
・保護者お一人で内科にかかることがむずかしい場合の、お子さん(2歳以下)と同じ風邪症状についての同時受診
※成人の診察希望は全てお電話でご予約ください

1.一般診療

体調がすぐれないお子さんの受診はもちろんのこと、成長や発達に関すること、離乳食のこと、皮膚のトラブル、アレルギーのこと、便通のことなど、「お子さんは元気だけど気になる」ということも、気軽に相談にいらしてください。
当院は待合室での感染予防として、患者さんの症状によって診察待合ブースを2つに分けている小児科です。
当院は複数名の医師で診療しておりますが、待合混雑緩和や感染対策の観点から担当医師のご希望には対応しておりません。
 
個別性の高いご相談に対応するため、担当医を決めた定期外来枠を設けています。
 ● 月曜日午後 夜尿 肥満 担当医:髙原 
 ● 月曜日午後 発達とこころの外来 担当医:江田
 ● 水曜日午後 ごはん外来 担当医:江田 

予約方法

上記の定期外来はWEB予約できません。お電話にてご相談ください。
再診予約は受付でお取りください。予約変更はお電話にて可能です。

専門外来受診時のお願い

専門外来では、ご相談中の疾患に対して診療と薬剤処方を行っています。
それ以外のご相談(同時に風邪やアレルギーについて相談したい、予防接種も打ちたい等)は別日のご予約をお願いいたします。同日別の時間帯にも、診療報酬算定の都合により予約はお取りいただけないことをご了承ください。
患者さんにはご迷惑をおかけしますが、外来運営のためにご協力をお願いいたします。

一般名処方について

当院では、処方箋に医薬品の銘柄名ではなく一般名(成分名)を記載する取り組みを行っております。保険薬局において、銘柄によらず供給・在庫の状況に応じて調剤を行い、患者さんに適切な医薬品を提供するためのものです。お薬についてご不明・ご心配ごとがありましたら、担当医にご相談ください。
持病や障がいのために長く待つことが難しい場合には、受付に備え付けの「うさぎカード」を診察券と一緒にお出しください。
うさぎカード

2.訪問診療

かるがも藤沢クリニックでは、小児の患者さんを対象に訪問診療を行っています。

訪問診療の対象は、医療的ケアや医療機器が日常的に必要で、定期通院のための移動が困難な方です。外来診療の合間に訪問診療しているため、当面はクリニックからおよそ5km圏内の方を対象とさせていただきます。

<訪問診療が始まるまでの主な流れ>

1.かかりつけ病院主治医やソーシャルワーカーさんに、在宅医療への移行が可能かどうかご相談ください
2.病院主治医から診療情報提供書をいただいた後に、当院にてご家族と面談させていただきます
3.ご自宅にて患者さんと面談させていただきます
4.在宅療養のプランを立て、訪問診療を始めます

3.成長や発達について

お子さんが健やかに成長発達されることは、保護者の方にとって何よりの安心です。逆に、少し気になることや、他のお子さんと違うことがあると、ご不安に思われることと思います。
私たちは、親御さんがご不安に感じていることがあれば、それが小児科を受診する理由に値しないことはない、と考えています。
医学的な正常の成長発達には幅があり、たとえ他のお子さんと違う点があったとしても、それがそのお子さんの個性である場合もあります。個性であるのか、何か原因があるのか、見極めるには時間が必要です。一度の診察では判断が難しい場合には、定期的にお子さんの成長発達を見守り、保護者の方と一緒に方向性を考えていきたいと考えています。

 幼児期から学童期の成長や体型の変化について 

お子さんの身長や体重(例:低身長、肥満、やせなど)が気になる、体の変化(女児:胸が膨らんできた、陰毛が生えてきた、生理がはじまった、男児:声変わり、ひげが生える、外性器が成長しはじめたなど)が早いのではないかなどご不安がある場合は、一般診療にてご相談ください。

受診に必要なものは、母子手帳と保育園・幼稚園・学校での成長記録(身長・体重の記録)です。

成長記録が必要になるため、お手元にない場合はあらかじめ園や学校に相談して準備をお願い致します。

4.授乳や食事のこと

子どもの健やかな育ちに、授乳と食事は欠かせないものです。当院では、授乳支援の専門ライセンス「国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)」を持つ小児科医師と助産師が連携して、科学的な根拠(エビデンス)に基づいた「授乳と食事の支援」を行っています。授乳のことは授乳相談室へ、離乳食期から3歳頃までの食事についての相談は 、ごはん外来でご相談ください。

5.向きぐせ外来

向きぐせ外来(2024年6月開設)
生まれたての赤ちゃんは、重力がかかるままに首を左右どちらかに向けて寝ています。日本人は右向き好きな赤ちゃんが多いようです。
生後2〜3か月ごろになって、この好みが「くせ」になると、頭の形がいびつになるだけでなく、身体の軸にゆがみが生じて運動発達に影響が出たり、発育性股関節形成不全(昔の先天性股関節脱臼)の発生リスクも上がったりと、赤ちゃんの育ちににさまざまな不都合が生じることがあります。
かるがも藤沢クリニックの「向きぐせ外来」では、これらのトラブルを早期に修正するために、赤ちゃんそれぞれに合った生活環境と運動発達支援を行っています。
受診ご希望の方はお電話でご予約ください。

向きぐせによる頭の形のゆがみ(体位性頭蓋変形)が重度の場合、ヘルメット治療(自由診療)をお選びいただけます。
当院で採用しているヘルメット治療はBerry社のベビーバンドです。

当院ではヘルメット治療を、赤ちゃんの発達の手助けと捉えています。
見た目が良くなればいいということではなく、赤ちゃんが適切な姿勢をとりやすくなり、運動発達がスムーズにすすむことを重要視しているからです。
よって初診時には必ず、ご自宅の環境や赤ちゃんの姿勢、抱っこ、運動発達を促すあそびをお話しします。
ヘルメット治療については、2回目以降の受診で希望された方にのみお伝えします。

6.肥満外来

学校で肥満を指摘された方やお子さんの体型が気になっている方のための専門外来です。
必要に応じて血糖やコレステロール値の検査を行ったり、生活習慣の見直しをお手伝いしたりします。
受診を希望される方はお電話でご予約ください。

7.夜尿外来

夜間のおねしょや、トイトレが終わったあとの昼間尿失禁を改善したい方のための専門外来です。
対象年齢は年長さんから中学生です。
受診を希望される方はお電話でご予約ください。

8.臍ヘルニアの治療

当院では、赤ちゃんの臍ヘルニア(でべそ)に対して、圧迫固定法による治療を行っています。いずれ自然に治ることが多い臍ヘルニアですが、自然に治るまで待つ間に引き伸ばされた皮膚(余剰皮膚)がおへそに残ったり、治らない場合には手術が必要になるため、保険診療で治療ができるようになりました。軽い方で1ヶ月、大きなヘルニアの場合は2ヶ月ほどかけて、綿球とテープでおへそを固定し、ヘルニアを早く治すための治療です。

治療開始前の臍ヘルニアです

治療開始前の臍ヘルニアです

綿球と透明の防水テープで固定します

綿球と透明の防水テープで固定します

4週間で治療完了したところです

4週間で治療完了したところです

9.問診票ダウンロード

※問診票を下記よりダウンロードできます。A4用紙に印刷して、ご記入の上ご来院ください。
ダウンロードできない方は、来院時でもお書きいただけます。 
(2024年6月 内容を改訂しました。以下のデータをご利用ください)
当院を初めて受診される方の登録票
診療用の問診票 (感染症が疑われる方向け)
診療用の問診票 (その他)

10.担当医表