小児科一般診療・担当医
小児 | ・中学生までの方 |
・医療的ケアや障がいをお持ちの高校生までの方 | |
成人 | ・授乳相談(卒乳相談は自費です) |
・授乳中の母親の内服相談 | |
・保護者お一人で内科にかかることがむずかしい場合の、お子さん(2歳以下)と同じ風邪症状についての同時受診 |
1.一般診療
予約方法
再診予約は受付でお取りください。予約変更はお電話にて可能です。
専門外来受診時のお願い
それ以外のご相談(同時に風邪やアレルギーについて相談したい、予防接種も打ちたい等)は別日のご予約をお願いいたします。同日別の時間帯にも、診療報酬算定の都合により予約はお取りいただけないことをご了承ください。
患者さんにはご迷惑をおかけしますが、外来運営のためにご協力をお願いいたします。
一般名処方について

2.訪問診療
かるがも藤沢クリニックでは、小児の患者さんを対象に訪問診療を行っています。
<訪問診療が始まるまでの主な流れ>
3.成長や発達について
お子さんが健やかに成長発達されることは、保護者の方にとって何よりの安心です。逆に、少し気になることや、他のお子さんと違うことがあると、ご不安に思われることと思います。
私たちは、親御さんがご不安に感じていることがあれば、それが小児科を受診する理由に値しないことはない、と考えています。
医学的な正常の成長発達には幅があり、たとえ他のお子さんと違う点があったとしても、それがそのお子さんの個性である場合もあります。個性であるのか、何か原因があるのか、見極めるには時間が必要です。一度の診察では判断が難しい場合には、定期的にお子さんの成長発達を見守り、保護者の方と一緒に方向性を考えていきたいと考えています。
幼児期から学童期の成長や体型の変化について
お子さんの身長や体重(例:低身長、肥満、やせなど)が気になる、体の変化(女児:胸が膨らんできた、陰毛が生えてきた、生理がはじまった、男児:声変わり、ひげが生える、外性器が成長しはじめたなど)が早いのではないかなどご不安がある場合は、一般診療にてご相談ください。
受診に必要なものは、母子手帳と保育園・幼稚園・学校での成長記録(身長・体重の記録)です。
成長記録が必要になるため、お手元にない場合はあらかじめ園や学校に相談して準備をお願い致します。
4.授乳や食事のこと
子どもの健やかな育ちに、授乳と食事は欠かせないものです。当院では、授乳支援の専門ライセンス「国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)」を持つ小児科医師と助産師が連携して、科学的な根拠(エビデンス)に基づいた「授乳と食事の支援」を行っています。授乳のことは授乳相談室へ、離乳食期から3歳頃までの食事についての相談は 、ごはん外来でご相談ください。
5.向きぐせ外来
向きぐせ外来(2024年6月開設)
かるがも藤沢クリニックの「向きぐせ外来」は、向きぐせによる赤ちゃんへの様々な影響を早期に修正するために、それぞれに合った生活環境の提案や運動発達支援(理学療法)を行っています。
生まれたての赤ちゃんは、重力がかかるままに首を左右どちらかに向けて寝ています。生後2〜3か月ごろになって、この好みが「くせ」になると、頭の形がいびつになるだけでなく、身体の軸を安定させた姿勢を取りづらく、左右対称の理想的な運動発達に影響が出ることがあります。また、発育性股関節形成不全(昔の先天性股関節脱臼)の発生リスクも上がるなど、赤ちゃんの健やかな育ちにさまざまな不都合が生じる可能性があります。
多少の向きぐせがあっても、生後3か月ごろに床やベッドなど平らな場所で、両方の手を舐めたりおもちゃを持ったりして、短時間機嫌よく遊べるようなら心配いりません。頭の形が少し歪んでいても時間をかけて少しずつ修正されてくるでしょう。
一方、生後3か月頃の受診の目安としては、以下のような様子が挙げられます。
- 平らなところに仰向けで寝かせたときに、まっすぐに上を見ることができない
- 平らなところに仰向け寝かせせたときに、自分の力で足を上げない
- うつ伏せにさせると赤ちゃんが嫌がる
- 片方の手しか舐めない
特に、首がすわる前までに受診していただくと、理学療法が効果的であると感じています。
受診をご希望の方はお電話でご予約ください。
向きぐせと頭の形のブログはこちら
〜ヘルメット治療について〜
向きぐせによる頭の形のゆがみ(体位性頭蓋変形)が重度の場合、ヘルメット治療(自由診療)をお選びいただけますが、当院ではこの治療を、あくまで赤ちゃんの育ちの一助と捉えています。向きぐせ外来では、自宅の環境や赤ちゃんの姿勢、抱っこ、運動発達を促すあそびについてお話し、継続的に理学療法を実施します。ヘルメット治療の料金等詳細については、医学的に必要と判断した方にのみお伝えします。
(当院で採用しているヘルメット治療はBerry社のベビーバンドです。)
担当医:江田(ボイタのコンセプトによる乳幼児の運動発達障害講習会 受講)
6.肥満外来
7.夜尿外来
8.臍ヘルニアの治療
当院では、赤ちゃんの臍ヘルニア(でべそ)に対して、圧迫固定法による治療を行っています。いずれ自然に治ることが多い臍ヘルニアですが、自然に治るまで待つ間に引き伸ばされた皮膚(余剰皮膚)がおへそに残ったり、治らない場合には手術が必要になるため、保険診療で治療ができるようになりました。軽い方で1ヶ月、大きなヘルニアの場合は2ヶ月ほどかけて、綿球とテープでおへそを固定し、ヘルニアを早く治すための治療です。

治療開始前の臍ヘルニアです

綿球と透明の防水テープで固定します
