ごはん外来

IMG_ごはん外来
かるがも藤沢クリニックのごはん外来は、ごはんを食べない、もしくは食べられない子どもとその家族のための外来です。
生後9ヶ月から2歳の患者さんを対象に診療しています。

ごはん外来には様々な事情によってごはんを食べない方がいらっしゃいます。

大人からすれば食べることは日常の営みであり、何か意識して行なっている行動ではありませんが、実は食べるということはとても複雑な行動です。
 
特に子どもにとって食べるということは、本能ではなくゆっくり着実に学んでいくべき学習行動であり、その学習過程のどこかに難しさがあったり、身体のどこかに適切に働いていない部分があったりすると、容易に食べなくなってしまいます。
 
ごはん外来では、アメリカの心理学者Dr, Kay Toomeyが提唱するSOSアプローチを基本とした摂食支援を行っています。お子さんが定型発達を道しるべとして食べることを学べるようにサポートし、またご家族にはおうちで取り組んでいただく具体的な方法をお伝えします。

1.  SOSアプローチについて

2. 相談内容

・離乳食がなかなかステップアップしない
・食べる量が少なく、決まったものしか食べない
・食事の時間が長い
・新しい食べものに手を付けない
・食事に興味がない、食卓につかない、食べもので遊ぶ、食事中に歩きまわる
・体重が増えない
・1歳を過ぎたが主に母乳やミルクから栄養をとっている


*現在、3歳以上の方の初診予約はお受けしておりません。

3. ごはん外来予約と受診までの流れ

(1)予約
 
受診希望の方は、まずはお電話にて予約をお願いします。
 
(2)問診票郵送
 
・下記の問診票を印刷してご記入の上、当院に郵送をしてください。全て埋めなくても構いません。診察時間を有効に使うため、ご協力をお願いいたします。
・当院の診察券をお持ちでない方は、初診時登録票もご記入の上、一緒に郵送をお願いします。

ダウンロード

ごはん問診票.pdf
郵送先
〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢600ASMビル4階 かるがも藤沢クリニックごはん外来 宛
 
(3)動画撮影
毎回受診時には必ず、ご自宅でのお子さんの食事シーンを3つ動画に撮ってきてください。動画がないと適切なアセスメントができませんのでご協力お願いします。1歳以上の方はカメラを意識してしまうことが多いので、隠し撮りをしてください。
 
・本人正面(一番硬いものを食べているときの口の動きがわかるようにアップで)
・本人側面(頭から足までが映ったもの)
・家族みんなが見えるよう食卓全体
 

(4)予約変更・キャンセルについて

予約変更は電話にて可能ですが、次回予約が1か月以上先になってしまうことをご了承ください。 連絡なしに来院されなかった場合、次回以降の予約はお取りできません。問診票も返却できませんのでご了承ください。

4. 受診すべきか悩んでいる方へ

偏食のお子さんが2〜3年以内に改善する割合は、1/3〜1/2と言われています。
 
また、年齢が上がるにつれて治療が難しくなることが多いため、お子さんが低年齢のうちに治療を始めることをお勧めします。
 
専門家に見てもうらうべき偏食なのかを判断するには、SOSアプローチのチェックリストが役立ちます。

5. ごはん外来を利用されたご家族の声

小さなお子さんの「食べない」「決まったものしか食べない」「ミルク中心」などの悩みに、小児科医と専門スタッフが寄り添っています。
実際に通院されたご家族の“リアルな声”をご紹介します。

1

通院前のお悩み

通院前のお悩み

  • ほとんど食べず、ミルク中心の生活
  • 決まったものしか食べられない
  • 見た目・食感のハードルが高く、新しい食材に手を出せない

2

通院後の変化(ご家族)

通院後の変化(ご家族)

  • 無理に食べさせなければというストレスが減った
  • 「食べさせなきゃ」という焦りがなくなった
  • 家庭の食事時間が穏やかになった

3

お子さんの変化

お子さんの変化

  • 食べられる種類が増えた
  • 固いものも噛んで食べられるようになった
  • 「食べてみようかな」という気持ちが出てきた
ご家族からのメッセージ
flower

ワンダーさん(1歳2ヶ月 → 1歳8ヶ月)

ごはん外来受診前の様子

ごはんをほとんど食べずミルク中心、食べ物を食べるとオエっとして嘔吐することが多い。

受診後の変化

ご家族の変化:
できるだけ一緒に食事をとる、同じものを食べるように意識した。

お子さまの変化:
お肉お魚など食べられるものが増えて、一般的な量の食事が食べられるようになった。きちんと噛んで食べられるようになり、オエっとすることもなくなってきた。

続きを読む

現在のご家庭での食事の様子

自分の意思で手やスプーンで食べている。お肉などの固いものもだいぶ食べられるようになった。

同じ悩みを持つ家族へのメッセージ

1日3食、毎日のことなので食べないという悩みはとても大きなストレスでした。初めての育児ということもあり、離乳食の進め方もうまく行かず、なぜ我が子は食べられないのかずっと不安でした。そんなある日、夫にごはん外来に通うことを提案されました。初めはとても抵抗があったのですが、夫の説得により通うことに決めました。ごはん外来に通って、食への興味の持たせ方、食形態などについて的確なアドバイスをしていただき徐々に食べられるものが増えていきました。毎回先生や看護師さんが次回までの課題を作ってくれるので、何をすべきか明確になり、通院を続けることができました。また実際通ってみて、離乳食本や育児書の通りにはならないということを実感しました。先生が実際に自分の子どもを見てアドバイスしてくださることが本当に有り難かったです。今少しでも食事のことで悩んでいる方がいたら、少し勇気を出してごはん外来に行ってみることをおすすめします。

flower

トモさん(5歳)

ごはん外来受診前の様子

決まったものしか食べられない。食べたことのないものはなかなか口をつけられない。見た目のハードルと味のハードルの2つある。

受診後の変化

ご家族の変化:
食べることを強制しなくなった。無意識の圧をやめた。どうにか食べさせなければと焦るのをやめた。

続きを読む

お子さまの変化:
大きな変化はないが、食べられるものから少しずつ食べられるものの範囲が広がっている。少しだけ頑なさが減り、食べてみようかな?という気持ちになることが増えた気がする

現在のご家庭での食事の様子

食事内容に大きな変化はないが、親の心構えが違うため、無理に食べさせなければという苦痛が減った。現在食べられているものを起点に、少しずつ新しい食べ物に挑戦している

同じ悩みを持つ家族へのメッセージ

別の機関に偏食の悩みを長々と相談した末に「お腹が空いたら食べる」とだけアドバイスされ、結局どうしたらいいのか分からず、何の解決にもならず、途方に暮れたことがあります。かるがもクリニックさんでは、お話を聞いた上で、具体的な対応方法を教えてもらえ、言われた通りに試行錯誤していくうちに、少しずつですが変化がありました。いきなりなんでも食べれるようにはなりませんが、食事は毎日のことなので、長い目で、少しずつ、焦らず、できるところから進めていくことが大事だと思いました。具体的な対策を考え、継続的に支援してくださる方に出会えたことは、本当に幸運だったと思います。今できることから、無理なく、少しずつ動くことで、何か変わるかもしれません。がんばってください

flower

yuさん (2歳4ヶ月 →  2歳8ヶ月)

ごはん外来受診前の様子

テレビを観ながらじゃないとご飯を食べない。自分で食べない。

受診後の変化

ご家族の変化:
食事中にテレビを付けなくなった。極力家族みんなで食事を摂るようになった。

お子さまの変化:
ごはんを自分で見て食べるようになった。ダラダラ食べが減った。

続きを読む

現在のご家庭での食事の様子

談笑しながら食事しています。子どもに食べさせることが減りました。

同じ悩みを持つ家族へのメッセージ

とにかく先生を信じて指示に従うようにしたら、子どものペースではありますが少しずつ改善されました。家で悩み続けずに相談して良かったと思いました。

6. お勧めの外部サイトです

偏食・少食・食のお悩みの支援情報
はぐもぐ

「はぐもぐ」は、偏食・少食など食べることがうまくいかない子どもたちと、そのご家族のための支援情報サイトです。

神奈川県立こども
医療センター偏食外来

専門家受診が必要か見分ける方法がわかる動画 です(神奈川県立子ども医療センター偏食外来 大山牧子先生が作成)

摂食嚥下障害児親の会
つばめの会のホームページ

飲むこと・食べることがうまくいかないお子さんを持つ親の会「つばめの会」の情報サイトです