フルミスト点鼻液(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)について

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今シーズンから、小児を対象とする新しいタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」が始まります。
フルミストは、左右の鼻腔内に0.1mlずつ薬液を噴霧する方法のワクチンです(注射ではありません)
注射による心理的負担を減らせる可能性があるほか、従来行っている不活化ワクチンと比べて感染予防効果が高くなることが期待されています。
当院では初めて扱うワクチンのため、今シーズンは小学生から高校生までの方を対象に接種を行う予定です。

フルミストを接種する方へ

フルミストは注射時の痛みはありませんが、フルミストの見た目は注射と似ていて、それが鼻の穴に近づきます。初めてのときは少し怖いかもしれませんので、こちらのイメージ写真を参考にしてお子さんに説明してください(写真の注射器は実際のフルミストと異なります)

1-1かるがも修正(フルミスト)

主な副反応としては、鼻づまり、鼻漏、咳、口や喉の痛み、頭痛など軽い症状のほか、一部重篤なアレルギー症状などがありますが、他の予防接種と概ね変わりません。

フルミストを受けることが難しい方は、ほかの生ワクチン(麻しん風疹混合ワクチンMRや水ぼうそうなど)と同様です。明らかに発熱している方、重症な急性疾患にかかっている方、免疫異常がある方、妊娠中の方などは接種できません。