ABLWとは?
ABLWは、2010年にアメリカの言語聴覚士であるJill Rabin氏によって開発されました。このアプローチは、従来のBaby-led Weaningの原則に倣っていますが、食べることに困難を抱える子どもたちを対象としているため、必要に応じた細かな調整が加えられています。
従来のBLWとの主な違いの一つは、特定の口腔スキルを安全に育むための「治療的アプローチ」として、食材の大きさや形、食感が慎重に選択・調整される点です。また、手づかみ食べのスキルを促し、噛む力を洗練させるために、シリコンフィーダーや凍らせたストローといった「ブリッジ・デバイス」を活用します。
ABLWは、経験豊富な摂食セラピストと連携して進めることが推奨されています。このアプローチが正しく実践されれば、食べることに苦戦している赤ちゃんにとって、状況を劇的に変える画期的な手段となり得ます。

Key Features of ABLW
01 およそ生後6か月から始められます
02 手を使って自分で食べることができるように、食品の選び方や切り方を工夫し、シリコンフィーダーなどの道具(ブリッジデバイス)を用います
03 必要に応じて、食品を口に運びやすくするためのサポートをします
04 初めのうちは、少しピューレが必要かも知れません
05 しばらく同じ食べ物を好んだり、食事量がなかなか増えなかったりすることがありますが、それぞれの子どものペースで進んでいきます
06 スキルの上達や持久力に応じて、食品の大きさ、食感、形を変化させます
BLWとABLWの健康的なメリット

赤ちゃん主導で進められる
母乳育児を長く続けやすい
母乳やミルクからの自然な移行ができる
さまざまな食べ物を楽しむ傾向がある
早期から多様な食感に触れることで、食べ物への抵抗や偏食のリスクを減らす
ABLWの療育的メリット
手の使い方や手で持ったものを口に運ぶ動きを促し、目で見たものに手を伸ばす協調運動を高める
体幹(コア)の筋肉の動きを促す
身体の正中線への意識を促す
より早い段階から自分で食べられるようになる
長期的な栄養面でのメリット
口腔内の固有感覚(唇、舌、顎の動きや筋肉に関する感覚)が刺激される
舌の側方運動(上下左右の動き)を促し、顎の力を高める
口腔運動スキルの早期発達を促す
赤ちゃんが家族と一緒にできる生活の中の実用的な活動

Food Stripsでかむ練習

食材の切り方の工夫

ブリッジデバイスの活用
準備は、生後すぐから
定期的に医学的評価と成長発達の評価を行います
直接の母乳栄養や哺乳瓶による授乳がうまくいくようサポートします
適切なうつぶせ(Tummey Time)を経験できるよう支援します
豊富な感覚運動体験ができるような「あそび」を提案します
必要に応じて、睡眠中の舌の位置の確認や、歯固めおもちゃを提案します
療育チームと連携します
Jill Rabin さんの著書



制作元:かるがも藤沢クリニック(小児科)
〒251-0033 神奈川県藤沢市藤沢600 ASMビル4階
Tel: 0466-25-3314
本資料は日本語でABLWを紹介するために、Jill Rabin氏、Gill Rapley氏の許可のもと、一般社団法人Maorisのご協力を得て作成しました。無断転載や複製はご遠慮ください。
©️2026 Jill Rabin








