インフルエンザワクチンについて、よくお問い合わせいただくご質問をQ&Aにまとめました。
(当院としての見解になるため、他院で予防接種を受けられる際はその医療機関にお問い合わせください)
Q.インフルエンザワクチンを受けても、インフルエンザにかかるのでしょうか?
A.ワクチンを接種してもインフルエンザにかかる可能性はありますが、発症する人を半分程度に減らす効果(発症予防効果)があるといわれています。また、万が一かかってしまった場合でも、肺炎や脳症など重症化するリスクを抑えることがワクチン接種の大きな目的です。
ご自身やご家族の重症化を防ぐためにも、毎年の予防接種をおすすめしています。
Q.しっかり免疫をつけたいです。いつごろ接種するのがお勧めですか?
A.インフルエンザワクチンは、本格的な冬の流行に備えて、毎年10月から12月頃の接種をおすすめしています。ワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間ほどかかり、その後およそ5ヶ月間効果が持続します。
年によっては秋から流行が始まるシーズンもありますので、本格的な流行期を迎える前に、できるだけお早めに接種を受けていただくと安心です。
Q.風邪をひいてしまいました。来週インフルエンザワクチンの予約をしましたが、受けられますか?
A.解熱してしばらく経っていて、咳や鼻水などの症状も軽く元気に過ごせているようであれば、予定通り受けていただいて問題ありません。
ただし、まだ熱があったり、だるさがあるなど体調が万全でない場合は、解熱して体調が回復するまでは見合わせていただくことをお勧めします。発熱があった場合は、解熱後およそ1週間程度経過していれば接種を受けていただいて問題ないかと思います。なお、お電話でご相談をいただく場合もありますが、実際の患者さんのご様子を確認できないため、お電話口で接種の可否について回答することは控えさせていただいております。判断に迷うときはご受診の上、医師にご相談ください。
Q.インフルエンザにかかってしまいました。ワクチンはもう受けなくて良いですか?
A.インフルエンザは1シーズンのうちに何度か流行ピークを迎え、その都度流行するウイルスの型が変化することもあります。インフルエンザに一度かかった後でも、別型のインフルエンザ感染や重症化を防ぐためにインフルエンザにかかった後もワクチン接種を受けておくことが推奨されます。
インフルエンザに罹患された後のワクチン接種につきましては、解熱してからおよそ1週間程度が経過し、体調がしっかりと回復していれば接種可能です。
Q.2日前にフルミストを受けました。周りで少しインフルエンザが流行っていて心配です。副反応でしょうか?
A.フルミストは鼻の粘膜で免疫をつくる生ワクチンのため、副反応として発熱や鼻症状が出ることがあります。 この時期にインフルエンザの迅速抗原検査を受けると、ワクチンの成分(弱毒ウイルス)に反応して「陽性」と判定されることがあります。 検査では「ワクチンの副反応」なのか「実際のインフルエンザ感染」なのかを区別することはできません。
ご家庭での対応と受診の目安
・1日程度で解熱して元気になった場合は、ワクチンの副反応の可能性があります。周囲の健康な方に感染させるリスクも極めて低いため、本人の体調が良ければ登園・登校も可能です。
・2日以上発熱が続く、または咳・鼻水・ぐったり感などが強い場合は、 インフルエンザの自然感染やその他の感染症の可能性がありますので、ご受診の上ご相談ください。
