給食が終わり、この時点で私たちの脳と胃は満腹状態だった。
園長の石川先生から「ちょっとお話ししましょうか」と言っていただき、事務室に通していただく。
石川先生と主任の先生から、清水フサ子先生の時代から続いている「保育のあり方」について様々なお話を聞かせていただいた。
給食の話になると、
「食べることは、生きることです。
食べるためには身体をたくさん使うこと。
これを身をもって体験することが大事です」
と、石川先生は潔く言った。
そしてなんと、主任の先生はいま調理場を手伝っているとのこと。
保育するなら調理も大事!
との考えから、そうなったらしい。
潔すぎる!

<保護者向けの給食情報 なぜこのメニューなのか、目的が分かりやすく解説されている>
保護者に保育方針をどのように伝えるかについても、
試行錯誤中であるとのこと。
私が子どもとスマホの問題に触れると、少し前に書いたという手書きの園だよりを見せてくださった。
そこにはなんと、私も何度も読み込んだ新書「スマホ脳」と、
ミヒャエル・エンデの「モモ」から引用した言葉が書かれていた。
スマホ使用の負の側面や、デジタルデバイスなど現代文明に奪われる時間について、まずは大人社会が考えなくてはならない。
社会に一度浸透したものは、良くも悪くも、まず子ども社会に影響する。
コロナ禍のソーシャルディスタンスもそうだった。
そういった社会問題にもきちんと目を向けて子どもを育てていきたい、という先生の気持ちの表れだろう。
これを見た瞬間、私は勝手に石川先生を「ソウルメイト」だという確信を持った。
お説教のように捉えられる話題だが、さりげなく記していらっしゃるところは、私も見習わなくてはならない。
そして、手書きであるところ。
私もいまこうしてPCに向かっているが、本当はペンと紙で書いたほうが相手には圧倒的に伝えられるだろう。
(ベビークラスのチラシを手書きにこだわっている天満さんは、えらい!)
あっという間に時が過ぎ、たくさんのお礼をお伝えして、私たちは失礼することにした。
ここにはもう一度、必ずお邪魔しなくてはならない。
そう思いながら、鴻巣駅から電車に乗ってすぐにPCを開き、今日見たことを忘れないうちに書き留めた。
